令和6年保育園の変更点について

2024年4月11日(現在の情報)

株式会社四葉企画は保園の運営をサポートしている企業です。
項目ごとのサポートも可能ですので、ご興味ある方は、保育サポート概要をご覧になって下さい。 今回は令和6年度に制度が変更になる点をおさらいしたいと思います。

4・5歳児配置改善加算

4・5歳児配置改善加算は職員配置基準を30対1から25対1へと改善し、それに対応する加算措置が設けられます。

ただし、チーム保育推進加算やチーム保育加配加算を取得している施設は、25:1以上の手厚い配置が実現可能となっているため、引き続き、当該加算のみを適用になります。

適用される為の必要保育士数を計算してみましょう。
60人定員幼児クラスが各11人クラスであれば、必要保育士数は変わりません

3歳(11人):必要保育士数:0.5名 → 0.7名
4、5歳(22人):必要保育士数:0.7名 → 0.8名
合計1.2名 → 1.5名

70人定員で幼児クラスが各14人であれば必要保育士数が、一名増加します。

3歳(14人):必要保育士数:0.7名 → 0.9名
4、5歳(28人):必要保育士数:0.9名 → 1.1名
合計1.8名 → 2名

加算を適用する際に、一名追加で保育士を雇用可能か検討する必要があります。

加算額は10/100地域であれば
(3,060円(基本額)×人数+処遇改善等加算+30×加算率)×4歳児以上児童数です。
仮に28名であれば、10万円程度の加算額になるため、人件費を確保するために施設で追加の予算が必要になります。

小学校接続加算の見直し

小学校接続加算を取得するために施設が満たすべき要件を二段階立てとして
ⅰ~ⅱを満たした場合を一段階目
ⅰ~ⅲを満たした場合を二段階目とするとともに、加算額の見直しを行う。

ⅰ 小学校との連携・接続に関する業務分掌を明確にすること。
ⅱ 授業・行事、研究会・研修等の小学校との子ども及び教職員の交流活動を実施していること。
ⅲ 小学校と協働して、5歳児から小学校1年生の架け橋期のカリキュラムを編成・実施していること。

主任保育士専任加算等の要件の見直し

①乳児の利用定員が3人以上
②乳児保育を実施する職員体制を維持
③地域の親子が交流する場の提供や子育てに関する相談会を月2回以上開催
上記をみたせば、前年度に要件を満たしていた 月(令和5年度に特例の適用があった月を含む)
は 乳児3人以上の利用の要件を満たしたものと取り扱うとのことです。

参考資料
令和6年度保育関係予算案の概要
公定価格に関する情報

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